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本当に美味しい海苔だけを食べてもらいたい


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玉野市胸上

岡山県三大河川と呼ばれる、吉井川と旭川に面した玉野市胸上(むねあげ)。
大河がぶつかるこの海には、雨水によって山の木々が作り出した栄養分が流れ込み、美味しい魚や海藻が豊富に採れる。
そんな自然に恵まれた土地で、海苔の養殖・生産をしている邦美丸(くにみまる)の富永夫婦。

富永夫妻

富永 美保さん/富永 邦彦さん

いきなりだけど、岡山県産の海苔ってあまり聞いたことがない。
それもそのはず。実は、市場では香川県産や兵庫県産と合わせて『瀬戸内産』として販売されているのだ。

岡山の海苔はこんなに美味しくて健康にも良いのに、ひとくくりにされているなんてもったいない!
なによりも、買ってくれるお客さんの顔が見えないなんてつまらない!
そんな想いで、2009年に夫婦二人で「邦美丸」を設立した。

名刺も見積書も無かったが、自慢の海苔を食べてもらううちに販路もでき、次第にお客様に認められる商品となった。
地元のホテルでは朝食の味付け海苔に起用され、今では「本当の味を食べてもらいたい」というホテル側の考案で、自ら海苔を炙って食べるコーナーまで出来た程だ。

実際に炙った海苔を食べさせてもらったのだが、パリッと分厚くて肉厚、なのに口に含むとトロトロにとろけて本当に美味しい。
しっかりとした厚みでクタッとしにくく、手巻き寿司やおにぎりにオススメとのこと。

その美味しさの秘密は、代々漁師の家庭で育った美保さんのこだわりにあった。
美保さんは離乳食のころから海苔を食べて育った「海苔のプロフェッショナル」。
毎朝、出来上がった海苔の中から色落ちしていないモノを選び、更に自らの舌で最終選別をする。

「本当に美味しい海苔だけを食べてもらいたい」

そのこだわりゆえ、出荷できるのはなんと収穫量のわずか2%程度という徹底ぶりだ。

商品化に適した海苔(左)と色落ちし始めた海苔(右)。

商品化に適した海苔(左)と色落ちし始めた海苔(右)。

さらに限られた期間でしか採る事ができない「早摘み海苔」のみを採用しているので、
肉厚で噛むほどに甘みを感じる美味しい海苔が仕上がるのだそう。

富永夫婦のもぐり船

富永夫婦のもぐり船(海苔摘み専用漁船)。11月下旬頃からこのもぐり船で海苔を摘み取る。

海苔の洗浄。

採れた海苔は海水で綺麗に洗浄される。安心・安全へのこだわりも完璧だ。

最後に、珍しい朝摘みの「生海苔」を頂いたのでご紹介。
その名の通り、洗浄して選別しただけの“生”の海苔。味付けは麺つゆで茹でただけのシンプルなものだ。
いわゆる「海苔の佃煮」を想像していたのだが、驚いたことに歯ごたえはシャキシャキで喉越しはなめらか。
これまで食べた事の無い新食感の海苔だった。

生海苔

葉が硬くなった今の時期(年明け~3月)だからこそ出せる食感とのこと。

あまり知られていないが、実は海苔には体に必要な9種類ものミネラルが含まれている。
「健康に良いものなので、食事だけでなく、おやつやおつまみでも食べて欲しい」と美保さんは語る。
海苔は、大人から子供まで安心して食べることができる天然の伝統食品。
“岡山県産”の邦美丸の海苔を食べて、海苔という食材の魅力を感じてもらいたい。

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